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町屋をリフォームして歴史ある建造物を後世に残しましょう

古い町並みが残る場所に行くと、「町屋」と呼ばれる建物をよく目にします。
町屋の特徴としては一文字瓦、格子窓などの洗練された外観、「うなぎの寝床」と言われる狭い間口と奥行きの深いつくりだと言えます。なぜこのような狭い間口になったのでしょうか。それは昔、間口の幅によって税金がかけられていたのだと言われています。「マチヤ」という呼び方は平安時代の書物にすでに登場していますが、それは小さな小屋のようなものでした。現在の形になったのは、江戸時代中期以降です。しかし多くは戦争で焼失しており、江戸時代末期や明治に再建されたものも多いです。したがって現在も、築100年を超えているものが数多く残されています。このように歴史があり、大変すばらしく貴重な建造物ではありますが、今の課題はなんと言っても建物の老朽化です。そこで外観や雰囲気はそのままに、耐震補強も含めて全体をリフォームするケースが増えています。リフォームの際は、これまでの弱点ともいえる光の取り入れ方が課題となりますが、天窓をつけたり、中庭を設けたりして隅々まで明るい光の差し込む、新しい形の町屋が次々と誕生しています。この、いかにも和の心を持つ「日本」らしい「町屋」という建造物を語り継いでいきつつ、新しい風も取り入れて後世に残していきたいですね。